HOME>実績>まちづくり事業の実績>コーヒータイム(二本松市)コンサルティング業務
福島県浪江町で被災した、障がい者の方々働きの場である喫茶店を、避難先の二本松市で再開したNPO法人。工賃アップや安定した事業化を目指すためのコミュニティカフェ・お店づくりを行うための勉強会やワークショップを企画開催しました。
■商品開発やディスプレイ
自主製品と呼ばれる手作りの作品の価値をきちんと伝えるための商品の魅せ方や、展示スペースでのディスプレイの方法、店舗前のポスター掲示コーナーのひと工夫など現場で働くスタッフの方々や利用者さんと一緒に考える機会となるワークショップ開催を、プロのデザイナーにも関わってもらい提案・実施しました。
スタッフが集まり、自主製品の見た目やパッケージ、価格、価値の伝え方などについて全員で意見交換ワークショップを実施。商品ごとに価値や課題を掘り下げて商品開発に反映しました。
ディスプレイの実践形式での勉強会。ただ箱やカゴに並べて陳列(写真左)するだけではなく、同じ色合いの作品をグルーピングしたり、高低差をつけたり、壁面を活用したり、POPを一工夫するだけで、わずか2時間の講座で同じ商品でも見違えるような展示となりました(写真右)
店舗の基本設計や商品ディスプレイの小箱ショップ・展示棚・ギャラリースペースなどのあり方について、リノベーションを行うべく、一級建築士さんにも関わってもらい、店舗デザインから使い勝手まで考え直し、地元工務店さんのお力添えもいただき店舗デザインを一新することができました。
ポスター掲示もグリッドにあわせて、テーマやサイズごとに丁寧に行うだけで印象がかなり変わります。
設計士さんと一緒に店舗のレイアウトや素材などについて検討を重ねました。
【DATA】
■時期/2013年7月~2014年3月 合計5回開催
■参加者:スタッフや利用者の方々
■業務内容/商品開発・パッケージ、接客おもてなし講座、店舗リノベーション設計アドバイス、コミュニティカフェ運営コンサルティングなど
■クライアント/NPO法人コーヒータイム様
■メンバー:齋藤保(株式会社イータウン代表取締役)、石井啓介氏(一級建築士事務所もくもくstudio代表)、久保田 修康氏(グラフィックデザイナー)他
※本事業は復興庁ソーシャルビジネスノウハウ移転事業として実施いたしました。